化粧品を適切に在庫管理し安く発送する方法と梱包方法

2019.10.03物流記事一覧
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近年はネット販売やテレビショッピングなど通販を利用して化粧品を購入する人も増えてきました。
通販の普及に伴い化粧品を扱う企業も増えてきて市場は活性化してきたのですが、それに伴い配送時の商品破損や出荷ミスなどのクレームも増えてきたのです。

化粧品は他の商品に比べ種類や形も豊富でデリケートで、商品管理や出荷時の梱包が難しいと言われています。今回は化粧品の商品管理方法や発送方法についてご紹介します。
※掲載情報は2019年9月時点での情報です。最新情報については、公式サイトをご確認ください。

化粧品の在庫管理のポイント

化粧品をストックする物流業者や製造業では通常の商品よりも管理が大変だと言われています。
商品が小さく細かいだけではなく様々な管理方法が徹底されているからなのです。

バーコードやQRコードを使ったSKU管理

化粧品はアイシャドーや口紅など小さく細かい商品の取り扱うことが多く、どんなに小さく細かくてもバーコードなどデータ上で商品を管理する必要があります。
商品が細かいだけではなく見た目が同じでも色が少し違う商品、目視ではほぼ同じ色に見えても別の色ということがよくあり、目視のみで商品を仕分けるのはほぼ不可能だと言えるでしょう。

そのためサイズに関わらず必ず自社のシステムでスキャンできるようにしておかないと誤出荷が頻発してしまう可能性があるのです。

使用期限の管理

化粧品には全て食品の賞味期限のような使用期限が設けられています。
そのためただやみくもにストックしてある商品をピッキングして出荷してしまうと、使用期限がまだ長い新しい商品を古い商品より先に出荷してしまうミスが発生します。
先に入荷したものから順番に出荷するシステムを社内で徹底させる必要があるのです。

トレーサビリティの徹底

野菜の生産者や肉牛や豚の個別番号が分かるシステムのことをトレーサビリティと呼び、スーパーで取り扱う生鮮食料品では必ず取り入れるようになっており、顧客の安心に繋がっています。

このトレーサビリティは化粧品にも重要で、いつどの工場で、どのロット番号で製造されたものかが分かるように、在庫管理システムに登録し、管理する必要があります。
人の口に入る食料品と同じように人の肌に触れる化粧品もトレーサビリティの対応が重要なのです。

化粧品の梱包方法のポイント

化粧品はデリケートなので梱包時には細心の注意が必要です。
通販業者の出荷梱包はもちろんフリマアプリなどでの個人間発送でも注意すべきポイントを解説します。

直接梱包はNG

化粧品を発送する際は必ず商品はビニール袋に入れて、さらにプチプチ、エアキャップなどと呼ばれるビニール製の緩衝材で包むようにしましょう。
化粧品はガラスなど割れ物の場合も多く割れて液漏れしてしまう、または直接梱包して蓋が外れてしまうといった事故から防ぐことができます。

また、雨天時に運送会社の方でダンボールが濡れてしまう可能性があり、商品に水が浸透して使えなくなってしまう、または商品の箱やラベルがふやけてしまうことがあります。
ダンボールでも封筒でも化粧品を直接梱包しないように注意しましょう。

温度や湿度に注意する

化粧品は商品によってはストック時に温度管理、湿度管理が必要なものがあります。
冷蔵室で日光や湿気を避け、低温管理された商品などは梱包する作業場でも室温や湿度に注意しましょう。
低温保存が義務つけられている化粧品であれば、必ずクール便のような温度管理がされた配送方法を利用するようにしましょう。

化粧品を安く発送するポイント

化粧品などの小さい商品を発送する時でも、通常の宅配便を使うとどうしても送料は1箱につき平均800円以上かかってしまいます。小さく細かい化粧品をより安く発送する方法をご紹介します。

定形外郵便での発送

小さい化粧品を単品や少量で発送する際、封筒に入れ定形外郵便を使う発送方法が最も安く済みます。
定形外郵便の大きさの決まりは一番長い辺が60cm以内で3辺の合計が90cm以内、重さが100g以内になる封筒であれば全国一律の140円という安さで発送することができます。

化粧品のような小さな商品は濡れや液漏れ防止対策としてビニールや梱包材で包装して、封筒に入れて郵便局に提出すれば簡単に発送ができます。
しかし定形外郵便は荷物番号が無いため追跡ができない、また土日祝は荷物が動かず到着までに時間がかかるというデメリットがあります。

レターパックライト・レターパックプラスを使う

郵便局で販売している送料込みの封筒であるレターパックライトとレターパックプラス。
厚さは3センチ以内、重さは4kg以内であればレターパックライトで全国一律送料360円で発送することができます。荷物番号があるため追跡はできますが、受取人に手渡しはされずポストに投函されるという配達方法になります。

レターパックプラスは送料510円と少し高くなりますが、重さ4kg以内は同じでも封筒に入るサイズであれば厚さは無制限で発送することができます。
追跡もでき受け渡しも宅配便のように手渡しされるため安心です。

クリックポストを使う

郵便局が提供している小型の荷物配送方法であるクリックポストも安く化粧品を送ることができます。
クリックポストは厚さが3cm以内で縦34センチ、横25cm以内で重さが1kg以下であれば全国一律185円で発送することができます。
ネットでクリックポストの利用登録を行い、支払い用にYahoo!ウォレットやAmazon Payに登録し、クリックポスト専用サイトで発送先を入力すると個人で送り状をプリントアウトすることができ、荷物に貼ってポスト投函で発送することが可能です。
手渡しではなくポストに投函されますが、荷物番号があり追跡することが可能です。

発送代行業者の利用がオススメ

化粧品を輸入販売しようと考えている場合、室温管理や細かい商品のストック、または顧客への発送はノウハウのあるプロに任せるほうが安心でしょう。
化粧品は一般的なファンデーションやアイシャドーから、スキンケア用品や医薬部外品など様々な種類があります。これら化粧品全般を安全に梱包出荷する代行や、適切な温度や湿度で保存し、在庫管理もしてくれる化粧品発送代行業社が存在するのです。

さらにこれら化粧品に特化した物流サービス企業の中には医薬部外品製造許可を取得している企業もあり、医薬品医療機器法に伴った効能についての正式な説明書を封入、または交換する物流加工も可能なのです。
化粧品販売の事業を始めたいが設備費がどのくらいかかるのかわからず不安だという業社にはオススメの物流サービスなのです。

おわりに

化粧品を個人で発送する場合は濡れないよう、また瓶が割れ液漏れしないようにしっかりと梱包することを心がけましょう。
化粧品を輸入や製造、販売をしたいと考えている企業は、自社で行ったらどのくらいの設備が必要なのかを算出し、化粧品発送代行サービスに相談して見積額を比べてみると良いでしょう。

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DM Watch 編集部

DM Watch 編集部

ディーエムソリューションズ㈱のダイレクトメール・物流のエキスパートメンバーで結成。法人取引9,000社以上の実績にもとづいた、DMの反響アップ、コスト削減、業務改善などに役立つ情報を続々発信していきます。