気泡緩衝材(プチプチ)の種類・特徴とオススメの用途について

2019.05.23物流記事一覧
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通販事業などで重要なことは、お客様に商品を無事に届けることです。

そのためには緩衝材などできちんと商品を覆い、守ることが大切です。緩衝材には様々な種類がありますが、今回は緩衝材の中でも非常にメジャーな気泡緩衝材についてご紹介していきます。

緩衝材の重要性

まず、緩衝材とはどのような役割があるのでしょうか。

緩衝材の役割としては、大きく以下の3点が挙げられます。

  1. 衝撃からモノを守る
  2. 箱の隙間を埋める
  3. 水漏れや湿気からモノを守る

「衝撃からモノを守る」は一番重要な役割で、商品を緩衝材で包むことで衝撃を吸収し、商品が破損しないようにします。

「箱の隙間を埋める」は、「衝撃からモノを守る」の役割に近いですが、箱の隙間を埋めることにより、商品が箱の中で動かないようにします。商品の箱内での動きを制限することで、商品を衝撃から守ることが出来ます。

また、「箱の隙間を埋める」の役割にはコスト減の役割もあります。複数の商品を通販で扱っている場合、商品によって異なる箱を使っていると、その分箱代がかさんでしまいます。そこで出来るだけ少ない種類の箱を使い、商品と箱の間に隙間が空いてしまったときには緩衝材を詰めれば、梱包資材コストを抑えることが出来ます。

「水漏れや湿気からモノを守る」は副次的な役割です。緩衝材にはビニール製や紙製など様々な種類があります。ビニール製の緩衝材で商品を包んでおくことで、雨などで箱がぬれた時にも商品を自ら守ることが出来ます。

また紙の緩衝材を使うことで、緩衝材自体が湿気を吸い、湿気に弱い電子製品などの商品を湿気から守ることが出来ます。

このように、緩衝材は衝撃から商品を守るだけでなく、様々な面において重要なのです。

詳細については、以下の記事でご紹介しておりますので、ぜひ読んでみてください。

気泡緩衝材の特徴

緩衝材の役割とその重要性についてご紹介しましたが、ひとえに緩衝材といっても様々な種類の緩衝材があります。

主な緩衝材の種類は、以下の通りです。

  • 気泡緩衝材(プチプチ)
  • 発泡シート
  • エアークッション、エアーピロー
  • 発泡スチロール
  • バラ緩衝材
  • ウレタン、発泡ポリウレタン
  • 紙製緩衝材
  • フィルム

こんなに種類がある緩衝材ですが、やはり一番メジャーなのは「プチプチ」「エアーキャップ」と呼ばれる「気泡緩衝材」です。

一番メジャーな緩衝材である気泡緩衝材にはどのような特徴があるのでしょうか。よく使わられる緩衝材だけあって、様々な特徴があります。順番に見ていきましょう。

軽い

気泡緩衝材は、主にポリエチレンシートで作られています。薄いビニールで空気を閉じ込めている製品のため、非常に軽いのが特徴です。

宅配便などは、重さで運賃が変わってしまうため、軽いというのは非常に重要な特徴です。

クッション性が高い

気泡緩衝材は、字のごとく空気を閉じ込めているため、非常にクッション性が高いです。

同じシート状の緩衝材である、紙の緩衝材や発泡シートと比べても、クッション性が高いのが特徴です。

柔軟性が高い

気泡緩衝材は、とても柔らかいため、加工が簡単です。大きさに合わせてカットをすることが出来ますし、複雑な形の商品も包むことが出来ます。

1つのシートで、大きさの違うものや形の違うものなど様々な種類の商品を包む際に使用できるため、非常に便利です。

透明性が高い

気泡緩衝材は、主に透明なポリエチレンシート2枚を重ねた形をしています。そのため、透明性がとても高いです。

緩衝材で商品を包んでも中の商品が見えるため、中の商品を見せながら包む際に非常に便利です。

このように、利便性に富んだ特徴がたくさんあるため、緩衝材としてよく目にするのです。

気泡の種類

気泡緩衝材にもいくつか種類があります。

主には、一つ一つのプチプチの大きさによって種類が分かれます。大きさの名称は、メーカーや販売店によって異なりますが、ここでは「小粒」「中粒」「大粒」と称します。

小粒

小粒は、直径 約7mm / 粒高 約2.5mmのものが多いです。通常みる気泡緩衝材のプチプチの大きさよりも少し小さめです。

粒の形状が小さいためしなやかで、扱いやすいです。軽量物を保護したい場合や、スリムに包みたい場合などに便利です。

中粒

中粒は、直径 約10mm / 粒高 約3.5mmのものが多いです。一般的によく使われているプチプチはこの大きさのものが多いです。

軽量物から重量物まで、さまざまな商品に使用することが出来ます。

大粒

大粒は、直径 約31mm / 粒高 約14mmのものが多いです。一般的なプチプチの約3倍の直径があり、かなり大きいのが特徴です。

厚みもあるため、小さいものを巻く際にはあまり用いられません。代わりに少ない量でかさ増しが出来るため、箱と商品の間を埋める際や、箱の底に敷くなどの用途が多いです。

また、家具や家電などの大きい重量物を包む際に用いられます。

気泡の構造

気泡緩衝材の種類は、プチプチの粒の大きさだけでなく、構造にも種類があります。

2層タイプ

平らなポリエチレンシートの上に、もう一枚の気泡面のあるポリエチレンシートを重ねた2層になっているタイプです。

片面に突起があり、反対面は平らです。一番メジャーなタイプで、しなやかで新聞紙より軽いのが特徴です。

3層タイプ

2層タイプの気泡緩衝材の気泡面側に、もう1枚のポリエチレンシートを重ねたタイプです。片面より強度があり、コシが強いです。

また、両面が平らなため、裏表を気にせずに使用することが出来ます。

選ぶ際のポイント

さて、気泡緩衝材には粒の大きさや層の構造によりいくつかの種類があることをご紹介しました。

いくつかの種類がある気泡緩衝材ですが、どのように選べばよいのでしょうか?タイプごとにご紹介します。

粒の大きさ

商品の大きさや衝撃の強さなどで、粒の大きさは選びましょう。

布製品や革製品などの軽くて衝撃に強いものは、小粒の気泡緩衝材でも十分なことが多いです。包んでもかさまないため、より小さい箱に入れることが出来ます。

家具・家電などの大きく重いものには、大粒の気泡緩衝材が適しています。通常の気泡緩衝材に比べ厚みが約4倍あるため、大きいものを包む際により安心です。

層の構造

最も一般的な2層構造の気泡緩衝材は、軽量包装から重量物まで様々な種類の商品で使うことが出来ます。

金属部品など、比較的重量があり硬いものを包む際には、3層構造の気泡緩衝材がおすすめです。2層に比べて強度が高いため、破れにくいです。

また、両面が平らで滑らかなため、美術品などの梱包にも向いています。

このように、商品の大きさや重さ、衝撃の強さ、その他特徴などから最適な緩衝材を使用することが、輸送・配送の質を保つうえで重要です。

おわりに

今回は気泡緩衝材についてご紹介しました。

商品の梱包は、あまり目に見えませんがコストがかかる分野です。緩衝材にお金をかければかけるだけ、安全に運ぶことが出来ますが、コストとのバランスが非常に重要です。

最適な緩衝材を用いて、物流品質を保つようにしましょう。

タグ : コスト削減
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DM Watch 編集部

DM Watch 編集部

ディーエムソリューションズ㈱のダイレクトメール・物流のエキスパートメンバーで結成。法人取引9,000社以上の実績にもとづいた、DMの反響アップ、コスト削減、業務改善などに役立つ情報を続々発信していきます。