通販を始める前に押さえておきたいネットショップ・モールの種類

2020.01.06物流記事一覧
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通販を始める前に押さえておきたいネットショップ・モールの種類

通販を開始して販路を拡大したいと考えた時、出店形態としてまず考えるべきは「独自のネットショップとして運営するか」「ECモールの1店舗として出店するか」の選択です。
独自のネットショップとして出店する場合、維持費用は抑えられますが、集客面で高い戦略が必要となります。ECモールの場合、利用料がかかりますが、その分大手モールならではの集客が期待できます。
各ネットショップやECモールによってもメリット・デメリット・料金が異なるので、長期的目線で比較した上、自店舗の優位性を活かせる形を選択するようにしましょう。

ここでは、代表的なネットショップ・ECモールの特徴についてご紹介します。通販開始前の比較時に、ぜひお役立てください。

代表的なモールの種類とそれぞれの特徴

たくさんの店舗が存在する中に出店するのが「ECモールへの出店」という形式です。モールそのもののドメインも強いので、集客がしやすいというメリットがあります。各モールが独自のポイントを取り入れており、それを集めるリピータも多いです。その分競合も多く、どうやって独自性を打ち出し、固定客をつかめるかがポイントになります。

楽天市場

楽天市場イメージ

引用元:楽天市場

知名度・アプリユーザーが非常に多く、通販への展開を考えるなら避けては通れないモールです。国内のインターネット通販シェアNo1を誇ります。特徴は、店舗へのサポートが手厚いこと。販売戦略をサポートするコンサルタントがアドバイスをくれるので、初心者でも安心です。また、広告やツールなどで集客や販促を進めることができます。

プランと料金

店舗の規模や通販の経験に合わせて、4つのプランから選べます(契約期間は1年のプラン3つと、短期で試せる3カ月契約のライトプラン)。初期費用は、プランに関わらず60,000円です。
ランニングコストを割安に運用できる「スタンダードプラン※」の料金を詳しく記載します。

月額出店料 50,000円
システム利用料 月間売上高の2.0~4.5%
システムサービス利用料金として(プラン共通) 楽天スーパーポイント:楽天会員が購入した代金の1%
システム利用料:月間売上高の0.1%
アフィリエイト:アフェリエイト経由売上の2.6%~
楽天ペイ利用料:月額決済高の2.5%~3.5%

登録可能商品数は20,000商品、画像容量は5GBまで。
※目標月商が132万円以上の店舗向け。それより少ない場合や、初心者の場合は、月額費用が割安の「がんばれプラン」がオススメです。商品数や画像容量が多い大規模店の場合は、「メガショッププラン」が準備されています。

Yahoo!ショッピング

Yahoo!ショッピングイメージ

引用元:Yahoo!ショッピング

出店コストが最安で、気軽に始められるモールです。2013年に完全無料化され、初期費用や毎月の固定費(システム利用料や売上ロイヤリティ)がかかりません。毎月発生するのは、キャンペーンやアフェリエイト報酬に関する料金です。
また、出店した店舗内に外部リンクの設置ができるのもメリットです。自社のECサイトやホームページに誘導できるので、マーケティングの幅が広がります(他サイトへのリンクは、禁止になっているモールがほとんどです)。

プランと料金

初期費用 無料
月額システム利用料 無料
売上ロイヤルティ 無料
ストアポイント原資負担 1%~15%(現在1%は必須になります)
アフィリエイトパートナー報酬原資 1%~50%(1%は必須)
アフィリエイト手数料 アフィリエイトパートナー報酬原資の30%

アマゾン

アマゾンイメージ

引用元:アマゾン

申込みから出店開始までのスピードが速く、すぐに通販を始められるのが特徴です。また、ほかのサイトのように、自店舗のページを作り込む必要がないので、運用コストも低いと言えます(その分、料金だけの勝負になるので、一長一短です)。
別途手数料を払えば、Amazonの倉庫に商品を預け、受注や配送・カスタマーサポートを外注できます(FBA)。このサービスを利用すると、商品に「Prime」マークが表示され、安全性と利便性のアピールができます。

プランと料金

大きく「大口出品」と「小口出品」の2つがありますが、本格的に通販を行うのなら(毎月50品以上出品するのであれば)大口出品を選ぶ方が機能の幅が広いです。
以下、大口出品の場合の料金です。

初期費用 無料
月額 無料
売上ロイヤルティ 4,900円
販売手数料 商品のカテゴリーごとに異なり、商品代金総額の8~15%。Kindleアクセサリは45%。
配送料(メディア商品) Amazon指定の配送料が適用されます
カテゴリー成約料(メディア商品) 本は80円、ミュージック、ビデオ・DVDは140円。

wowma!

wowma!イメージ

引用元:wowma!

「DeNAショッピング」と「auショッピングモール」が2017年に統合して誕生。まだ歴史の浅いモールです。携帯電話会社が大本なので、スマホユーザーの獲得に強いという特徴があります。auユーザーなら携帯料金とまとめての支払いも選べるので、衝動買いが期待できます。

プランと料金

「コミコミ出店プラン」「シンプル出店プラン」の2種類の料金プランがあります。おすすめされているのはコミコミ出店プランで、成約手数料と決済手数料をまとめて支払えるので、総額の支払いを抑えられます。
以下、コミコミ出店プランの場合の料金です。

初期費用 無料
月額費用 4,800円
成約手数料 4.5%~9.0%
ポイント原資 1.0%

ポンパレモール

ポンパレモールイメージ

引用元:ポンパレモール

リクルートの運営しているサービスです。ホットペッパーやじゃらんのユーザーへのアプローチが期待できます。2019年よりプランが一新され、基本出店料は0円で、店舗規模に応じて画像容量などを拡大できるようになりました。

プランと料金

初期登録費用 60,000円
基本出店料 0円/月
システム利用料 売上の2.5%

上記の基本プランでは、画像容量の上限が10GBに設定されています。たくさんの画像を登録したい場合は、追加料金を払う形で容量を確保できる料金設定です。

LOHACO

オフィス用品に強い「アスクル」が、Yahooの協力を得て運営しているサービスです。一般的に販売されている日用品を、LOHACOオリジナルのおしゃれなパッケージに変えて販売するなど、ブランド化に力を入れている印象があります。企業の出店は「マーケットプレイス」と呼ばれる仕組みですが、各企業が申し込める訳ではなく、LOHACO側からの連絡を待つしかありません。

お手頃でオススメのネットショップとそれぞれの特徴

モールに出店するのではなく、自分で運営しているサイトにショッピング機能(カート機能)をつけて通販を開始する方法があります。

ここでは、代表的なネットショップサービスの特徴や料金をご紹介します。
集客面ではモールより弱いかもしれませんが、運用にかかるコストを押されられるという特徴があります。ブランディングやマーケティングに力を入れれば、圧倒的に利益率が高まるのも、ネットショップの大きなメリットです。

Make Shop

Make Shopイメージ

引用元:Make Shop

ネットショップ運営に関する機能が非常に充実していて、カスタマイズ性が高いのがMake Shopの特徴です。集客をサポートするツールや大量の受発注も楽にしてくれるツールがあるので、本格的なネットショップを開業したい企業には魅力的なサービスです。初心者でも使いやすいテンプレートも豊富ですが、HTMLやCSSの知識があればページのレイアウトを自由に変更でき、ショップの独自性をアピールしたブランディングができます。
また、まとめ買い機能なども付与されていて、商品ページに最大50点までの画像を設定できることもあり、アパレル業界へのシェアが多いサービスでもあります。

プランと料金

プレミアムショッププランと、大規模ショップ向けのMake Shopエンタープライズの2つのプランがあります。以下、プレミアムショッププランの料金を紹介します。

初期費用 10,000円
月額費用 10,000円(長期契約の場合、7,000円)

カラーミーショップ

カラーミーショップイメージ

引用元:カラーミーショップ

リーズナブルな料金で、多機能なショッピングカート機能が使えるサービスです。Make Shopと同じく、HTMLやCSSでカスタマイズできるので、より独自性を打ち出したショップ展開を考えている人に向いています。また、Instagramショッピングとも連携していて、若い層へのアプローチに強いです。Amazonペイメントや楽天ペイへも対応しており、普段はショッピングモールを使っているユーザーも取り込みやすいと言えます。

プランと料金

機能や画像容量に応じて4つのプランが準備されています。一番シンプルなエコノミープランであれば、月額834円から利用可能です。
機能制限無しで一番人気のレギュラープランの料金を以下に記載します。

初期費用 3,000円
月額費用 3,000円
販売手数料 無料

上記に加え、利用する決済手段に応じて決済手数料が発生します。

STORES.JP

STORES.JPイメージ

引用元:STORES.JP

無料で始められるプランも準備されていて、初期費用を抑えたい方が始めやすいサービスです(無料プランは独自ドメインの設定ができないなど制限があります)。InstagramやLINEと連携していて、集客に発展させやすいのが強みです。まとめ割引や予約販売など、ネットショップ運営に欠かせない機能がほとんどカバーされています。

プランと料金

月額費用がかからない「フリープラン」と、機能が充実した「スタンダードプラン」が準備されています。月商20万を超えるようであれば、スタンダードプランの利用がオススメです。
以下、スタンダードプランの費用を記載します。

月額料金 1,980円
決済手数料 3.6%

上記に加え、売上金を翌日振り込むスピードキャッシュや、保管・梱包・発送を依頼できる倉庫サービスなどの有料オプションも準備されています。

BASE

BASEイメージ

引用元:BASE

初期費用・月額費用がともに無料のサービスです。ネットショップの運用のコストを抑えたい場合や、とりあえず開業してみたいという方におすすめです。無料でありながら、最低限の販売管理機能を備えており、独自ドメインの設定も可能です。テンプレート豊富で、すぐに開業が可能です。HTML編集でカスタマイズもでき、有料テンプレートを使うとデザインのクオリティも高まります。

BASEショップが集まったショッピングモール「BASE」と連携していて、ショップに登録した商品は自動でモールにも出品される仕組みです。

プランと料金

初期費用 無料
月額費用 無料
決済手数料 3.6%+40円

商品が売れた場合にだけ料金が発生するので、お手軽に始めやすいサービスと言えます。

おわりに

販路の拡大を考える上で、インターネット通販は非常に魅力的です。通販サイトの構築は難しいと思われがちですが、ショッピングモールへの出典やネットショップの開業サービスを利用することで、専門知識がなくても簡単に始めることができます。

今回ご紹介した内容を参考に、ピッタリのサービスを見つけてください。

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DM Watch 編集部

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ディーエムソリューションズ㈱のダイレクトメール・物流のエキスパートメンバーで結成。法人取引9,000社以上の実績にもとづいた、DMの反響アップ、コスト削減、業務改善などに役立つ情報を続々発信していきます。