GS1事業者コード(JANコード)とは?登録・取得・更新方法について

2019.08.26物流記事一覧
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皆さんが普段コンビニに行くと、ほとんどの商品にバーコードがついていますよね。

普段何気なく目にしているバーコードですが、どのような場面で使われていて、どのような役割があるのでしょうか?

今回はバーコードの一種である「JANコード」とそれに付随する「GS1事業者コード」について詳しくみていきたいと思います。

GS1事業者コード(JANコード)とは?

「JANコード」とは、世界に100種類ほどあると言われているバーコードの種類の一つで、流通コードとして、JISにより規格化されています。JANコードは「Japanese Article Number」の略で、国内のみでの呼び方です。

国際的にはEAN(European Article Number)と呼び、アメリカ、カナダにおけるUPCと互換性のある国際的な共通商品コードです。

JANコードは、13桁または8桁の数字(0~9)のみで表されており、下記3つのコードを組み合わせて表されます。

  1. GS1事業者コード(9桁または7桁)
  2. 商品アイテムコード(3桁または5桁)
  3. チェックデジット(1桁)

その先頭に来る「GS1事業者コード」とは「JAN企業コード」とも呼ばれ、国際的な流通標準化機関であるGS1が定めた、JANコードなどの国際標準の識別コードを設定するために必要となる企業・事業者ごとのコードです。日本では「一般財団法人流通システム開発センター」によって管理・付与されています。

なぜ取得が必要なのか?

JANコードを利用するために必要となる「GS1事業者コード」。しかし、なぜGS1事業者コードが必要なのでしょうか?

その理由は、JANコードおよびGS1事業者コードが流通を大きく管理しているからです。

「流通」とはその字のごとくモノが様々な場所・企業を流れて通っていきます。複数の企業間でモノを識別し管理するには、統一した仕組みが必要です。

そのために、コードを一元管理している機関から個別の識別コードを取得する必要があるのです。

GS1事業者コードは国際的に使用されているため、日本以外の国でも使うことが出来ます。

登録・取得方法

さて、GS1事業者コードはどのように取得すればよいのでしょうか?

方法は、下記2パターンがあります。

  1. インターネットによる手続き
  2. 登録申請書による手続き

順にご紹介します。(2019年1月現在の方法)

インターネットによる手続き

まず、一般財団法人 流通システム開発センターのWebページより、メールアドレスの登録します。

届いたメールに記載のURLにアクセスし、申請フォームに必要事項を入力します。

そして、登録料を支払い、入金が確認でき、内容に不備が無ければ約7営業日で登録通知書が郵送されます。これで、登録は完了です。

登録申請書による手続き

まず、全国の商工会議所または商工会で「はじめてのバーコードガイド‐新規登録用‐(登録申請書付)」を入手します。

次に、「はじめてのバーコードガイド‐新規登録用‐(登録申請書付)」巻末にある登録申請書に必要事項を記入します。

そして、登録申請料を支払い、登録申請書を提出します。(全国の商工会議所・商工会に持ち込み、または郵送します。)

入金が確認でき、内容に不備が無ければ約2週間で登録通知書が郵送されます。これで、登録は完了です。

インターネットの方が、申請書による手続きより通常早く登録を行うことが可能で便利です。

更新方法

GS1事業者コードの有効期間は3年間です。登録したから安心ではなく、継続して利用するには3年ごとの更新手続きが必要になります。

更新方法も、下記2パターンがあります。

  1. インターネットによる手続き
  2. 登録申請書による手続き

こちらも新規登録時と似ていますが、順にご紹介します。(2019年7月現在の方法)

インターネットによる手続き

有効期限の約1~2か月前に、一般財団法人 流通システム開発センターより「更新申請書」が郵送で届きます。

更新申請書に書かれた申請IDをもとに、一般財団法人 流通システム開発センターのWebページより、メールアドレスの登録をします。そして、届いたメールに記載のURLにアクセスし、申請フォームに必要事項を入力します。

更新申請料を支払い、入金が確認でき、内容に不備が無ければ約10営業日で更新後の内容が記載された登録通知書が郵送されます。これで更新が完了です。

登録申請書による手続き

有効期限の約1~2か月前に、一般財団法人 流通システム開発センターより「更新申請書」が郵送で届きます。

更新申請書に必要事項を記入し、更新申請料を支払います。その後、更新申請書を提出します。(全国の商工会議所・商工会に持ち込み、または郵送します。)

入金が確認でき、内容に不備が無ければ約2~3週間で更新後の内容が記載された登録通知書が郵送されます。これで更新が完了です。

注意点

GS1事業者コードは、一度取得して終わりではなく、いくつか注意点があります。代表的な注意点をご紹介していきます。

商品アイテム数が増えて、コードが足りなくなる

1つのGS1事業者コードで登録できる商品アイテム数は1000までとなっています。これはJANコードの商品アイテムコードが数字3桁までとなっているからです。

1000コードより商品アイテム数が増えた際には、新たにGS1事業者コードの追加申請が必要になります。この申請は、商品アイテムコードが少なくなった時のみ追加申請が可能ですが、追加コードの手続きには日数がかかる場合があります。適切なスケジュール管理のもと、追加申請を行うことが大事です。

登録情報の変更

登録事項(事業者名・所在地・コード管理担当者等)に変更が生じたときは、必ず変更手続きが必要です。変更をしていないと、更新手続きの案内通知書が届かなくなりGS1事業者コードの登録が取消され、JANコードが利用できなくなる場合があります。

また、登録事項の変更以外にも下記のような場合には一般財団法人 流通システム開発センターに連絡が必要です。

  • 事業者の分社・合併・営業譲渡が発生している場合
  • 個人事業・任意団体で代表者が変更の場合
  • 法人から個人に、または個人から法人に事業者の形態が変更の場合

おわりに

商品の流通・物流を管理するには、GS1事業者コード・JANコードをはじめとする様々な仕組みや取り決めが重要になってきます。商品の開発やコスト削減などを行う際には、こうした物流品質管理を意識しながら行うことが重要です。

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DM Watch 編集部

DM Watch 編集部

ディーエムソリューションズ㈱のダイレクトメール・物流のエキスパートメンバーで結成。法人取引9,000社以上の実績にもとづいた、DMの反響アップ、コスト削減、業務改善などに役立つ情報を続々発信していきます。