日本郵便・ヤマト運輸・佐川急便・西濃運輸のDM配送の特徴を徹底比較!

2018.05.01発送代行記事一覧
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この記事では、DMを出すときに利用する配送業者のうち、主要な4つの企業のDM配送に関するサービスを比較検証します。

今記事で得られる情報は主に、

  • 日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便、西濃運輸の「特徴」「メリット・デメリット」
  • 業者ごとのおすすめ利用用途

の2点です。

自社のDM送付に合った企業、サービスを探し出すのにお役立てください。

また、別記事でそれぞれの企業のDM配送サービスの特徴などについて詳しく解説しております。このページ下部にそれぞれの記事へのリンクがありますので、よろしければそちらもお読みください。

4社の特徴とメリット・デメリット

それでは、まず上述した4社の特徴とメリット・デメリットについて解説していきます。

解説の順番は下記の通りです。

  1. 日本郵便の「ゆうメール」
  2. ヤマト運輸の「クロネコDM便」
  3. 佐川急便の「飛脚メール便」
  4. 西濃運輸の「カンガルーPostalメール便」

日本郵便「ゆうメール」の特徴

ゆうメールは、日本郵便のDM送付サービスで、一般的な定形郵便、定形外郵便とは違い、カタログ冊子や、申し込み用紙、CDなどの荷物を入れて送るのに便利です。

また、ゆうメールを送付する際に気を付けなければならないことは下記の通りです。

  1. 封筒などの表面に「ゆうメール」と記載しなければならない
  2. 日本郵便に送付依頼をする際に、DMの内容確認が必要
  3. 日・祝の配達は行われない
  4. 配送状況の確認が出来ない
  5. 送付先が転居届を出している場合、届出日から1年間転居先まで転送されます

ゆうメールを利用する際は、上記のことに注意しながら依頼を行ってください。

ただし、一般的なDMサイズである定形外サイズの場合、クロネコDM便や飛脚メール便のほうが安価になりやすいです。

しかし、ハガキサイズのDMは日本郵便しか取り扱えなく安価ですので、日本郵便はハガキDMを送付する際に利用すると良いでしょう。

また、例えば星形や丸形といった、荷受人の目を引く形に切り取ったハガキDMなどを出す場合も、他の業者のサービスでは配送できないので、このような場合は、日本郵便の「定形外郵便」を使いましょう。

これらのことから、基本的に定形外サイズのDMに関しては、日本郵便を直接介してゆうメールを利用するメリットはあまりないと言えますが、日本郵便は転居先まで転送(届け出日から1年間)されますので到着率が高く、DM代行業者経由でゆうメール利用することでコストメリットが発生する場合もあります。※佐川ゆうメール同様の仕組み。

ヤマト運輸「クロネコDM便」の特徴

ヤマト運輸のクロネコDM便は、

  • 配達が速い
  • 料金が安い
  • 配送状況の確認が出来る(追跡機能あり)

という特徴があります。

4社の中でも最速の配達スピードを誇り、また、1通の上限金額が164円までで、200g~1kgの範囲内のDMであれば基本的に最安値です。

さらに、クロネコDM便は追跡番号での配送状況確認が取れ、送り状(宛名ラベル)もヤマト運輸専用のクラウドサービス(ヤマト運輸と契約し、同社HP内にて登録すれば無料利用可能)を使うことで、簡単に作成できます。

その反面、荷受人の所在地に表札がなければ荷物が送り返されやすいというデメリットもあります。

佐川急便「飛脚メール便」の特徴

佐川急便の飛脚メール便には、「飛脚メール便」と「飛脚ゆうメール便」の2種類が存在します。

両者の違いは、飛脚メール便は佐川運輸が配達まで担当しますが、飛脚ゆうメール便は配達を日本郵便が代行する形となっています。

また、両サービスの特徴は下記の通りです。

飛脚メール便

  • 法人のみの取り扱い
  • クロネコDM便よりも若干大き目の規格(重量は同じ)
  • CDなどの電磁記憶媒体が入れられない

飛脚ゆうメール便

  • 法人のみの取り扱い
  • 電磁記憶媒体を入れられる
  • ゆうメールと同程度の規格(重量は3kgまで)
  • ゆうメールを直接利用するよりも価格が抑えられる

まず、前提として佐川急便の飛脚メール便、飛脚ゆうメール便はどちらも法人のみ利用することができ、個人事業主では利用できません。

そして、飛脚メール便にはCD類などが入れられないので、そういった電磁記憶媒体を封入する場合は、飛脚ゆうメール便を利用することになります(クロネコDM便には入れられます)。

また、飛脚ゆうメール便は日本郵便に配達を代行してもらうサービスなので、2社間でのやりとり、日・祝の配達停止といったことから、配達スピードは遅くなりがちです。

しかし、佐川運輸が日本郵便と大口顧客契約をしているため、自社で直接日本郵便を介してゆうメールを利用するよりも、配送コストを抑えられるといったメリットもあります。

西濃運輸「カンガルーPostalメール便」の特徴

西濃運輸のカンガルーPostalメール便は、上述した3社のサービスとは違い、配達は日本郵便が完全に代行するサービスです。

Postalメール便の特徴は、

  • 法人のみの契約
  • 規格はゆうメールと同程度(重量は3kg以内)
  • 配達スピードが最も遅い
  • 宛名印刷、封入などの加工処理、管理、配達依頼代行を全て行ってくれる

上記のような特徴があります。

他の3社と違う点は、Postalメール便は、ゆうメールとしてDMを利用する際の、配送作業や加工、管理、配達依頼などを代行してくれる便利なサービスであるという点です。

ただし、送付料金以外にも、加工、管理などにコストがかかるため、価格的には大きくなりがちです。

また、西濃運輸から日本郵便に配送依頼が届くまで、さらに2社が代行会社として介入するため、その点にもコスト、時間がかかります。そのため、配達時間の目安は2~3週間程度となってしまいますが、こちらはDM発送代行業者によって解決出来る場合もあります。

以上4社の特徴とメリット・デメリットについて解説してきました。次に、配送業者別のおすすめの利用用途について解説します。

配送業者別、おすすめの利用用途!

配送業者別のおすすめの利用用途は以下の通りです。

日本郵便

  • ハガキDM
  • 長3形などの小型の封書
  • 星形や丸形のような形に切り取ったハガキDM

※法人、個人のどちらでも利用できます。

ヤマト運輸

  • 200g~1kg以内のA4サイズのDM(最安値)

※法人、各種団体、個人事業主のみ利用できます。

佐川急便

  • 200g以下のA4サイズのDM(最安値)
  • 1kg以上、3kg以内のA4サイズのDM(最安値)

※両方とも飛脚ゆうメール便利用時です。
※法人のみ利用できます。

西濃運輸

  • 封入、宛名印刷、加工、管理などを代行してほしい場合

※法人のみ利用できます。

最後に、各配送業者の特徴を図や表にして載せておきますので、メリット・デメリットの比較にお役立てください。

図と表による4社の特徴の比較

4社の特徴をよりわかりやすく比較するために下記3つの項目においてそれぞれ表や図でまとめておきましたので、配送業者選びにお役立てください。

  • 「規格と価格」
  • 送付・同梱可能なもの、不可能なもの
  • 配送方法や配送にかかわるその他の事柄

ゆうメールの規格と料金

ゆうメールと定形外郵便の規格規定
ゆうメール規格内 長辺34cm以内×短辺25cm以内×厚さ3cm以内、重さ1kg以内
定形郵便規格内 同上
ゆうメール規格外 長辺+短辺+厚さの合計が170cm以内、重さ3kg以内
定形郵便規格外 重さ4kg以内
ゆうメール定形内・定形外郵便規格内料金
重量
ゆうメール規格内
定形外郵便規格内
50g以下 180円 120円
100g以下 180円 140円
150g以下 180円 205円
250g以下 215円 250円
500g以下 300円 380円
1kg以下 350円 570円
ゆうメール定形外・定形外郵便規格外料金
重量
ゆうメール規格外
定形外郵便規格外
50g以下 265円 200円
100g以下 265円 220円
150g以下 265円 290円
250g以下 305円 340円
500g以下 400円 500円
1kg以下 450円 700円
2kg以下 560円 1020円
3kg以下 710円 1330円
4kg以下 取り扱いなし 1330円

クロネコDM便の規格と料金

規格
  • 11.5cm×23cm以上のものであること
  • 長辺+短辺+厚さの合計が60cm以内であること
  • 最長辺が34cm以内であること
  • 厚さが2cm以内であること
  • 重量が1kg以内であること
料金

荷物1個あたりの最大料金:164円
※全国一律
※発送個数、重量、距離によって上下します

最大規格例
長辺34cm×短辺24cm×厚さ2cm(3辺の合計が60cm)で1kg
※A4サイズの冊子や細かい付録などはラクラク入ります

飛脚メール便の規格と料金

規格
  • 長辺+短辺+厚さの合計が70cm以内であること
  • 最長辺が40cm以内であること
  • 厚さが2cm以内であること
  • 重量が1kg以内であること

※クロネコDM便よりも若干大き目のサイズです。

料金
重量
料金
300g以下 165円
600g以下 216円
1kg以下 319円

※大量送付で割引がききます

飛脚ゆうメールの規格と料金

規格
  • 長辺34cm以下×短辺25cm以下×厚さ3.5cm以下
  • 重量が3kg以内であること

※ゆうメールとほぼ同じですが、重量は3kg以内です。

料金
重量
料金
200g以下 113円
500g以下 165円
1kg以下 293円
2kg以下 324円
3kg以下 448円

※一律で割引はききません

カンガルーPostalメール便の規格と料金

規格
  • 長辺36cm以内×短辺25cm以内×厚さ3.5cm以内
  • 重量3kg以内
料金
  • 法人、内容物、重量、個数、加工作業によって変動

※「ゆうメール特約運賃」で割引

次に送付・同梱可能、同梱不可能なものについてですが、基本的には4社ともにあまり変わりません。

送付・同梱可能なものについては「ゆうメール」、不可能なものについては「クロネコDM便」を参考にするとわかりやすいのでそれぞれ掲載しておきます。

ゆうメールに入れられるもの

ゆうメールで送付できるもの
  • 書籍、雑誌、カタログ、会報、各種マニュアル類
  • CDやDVDなどの電磁的記録媒体
  • コイル状の金具でとじたカレンダーなど
  • 冊子を筒状にして梱包しても送付可能

※クロネコDM便、飛脚メール便では筒状での梱包はできません
※電磁記憶媒体は飛脚メール便には入れられません

ゆうメールに同梱できるもの
  • 付録
    (付録は内容物よりも軽いものである必要があり、同封する際は、内容物のタイトルと「付録」と記載する必要があります。)
  • 注文用の払い込み用紙、返信に必要な事項を記載した用紙
    (申し込み用紙やアンケート用紙などに当たります。)
  • 返信用はがきや封筒
  • 注文を促すための商品見本
    (「見本」「サンプル」「試供品」のうちのいずれかの文字を記載したものに限ります。)
  • 上記のほかに注文または返信を促すためのもの、その他これに類するもの
    (割引券、クーポン券、記念品贈呈券、駐車券、昼食券、申し込み用紙への記入のためのボールペンなどがこれに当たります。)

※基本的にこれらは他の3社のサービスでも同梱可能です。

クロネコDM便で送れないもの

入れられないもの
  • 有価証券
    (・現金 ・小切手 ・手形 ・株券 ・その他の有価証券など)
  • レジットカードやキャッシュカードなどのカード類
  • 再発行が困難な受験票、パスポート、車検証類
  • 再生不可能な原稿、原図、テープ、フィルム類
    (CDやDVD、テープ、フィルム類などはコピーできるものであれば可)
  • 犬、猫、小鳥などのペット類
  • 毒物および劇薬物類
  • 遺骨、位牌、仏壇
  • 銃砲刀剣
  • 火性、引火性、揮発性のある物品または火薬類< (花火、ガスボンベ、灯油、シンナーなど)/li>
  • 一梱包の価格が30万円を超える荷物
  • (ヤマト便なら送付可能)

  • 不潔な物品など、ほかの荷物に損害を及ぼす恐れのある荷物
  • 信書、その他法令の規定や公序良俗に反するもの
航空搭載できないもの
  • 火薬類
  • 高圧ガス
  • 引火性液体
  • 可燃性物質
  • 酸化性物質
  • 毒物類
  • 放射性物質
  • 腐食性物質
  • その他の有害物質
事前申請が必要な航空搭載可能なもの
  • ドライアイス
  • リチウムイオン電池、およびそれを内蔵した製品
  • GPSや電波を発信する機器

※DMに一般的に入れる、カタログ冊子やカレンダー、CDや製品のサンプル、申し込み用紙などは基本的に入れられる

補足として、クロネコDM便、飛脚メール便では筒状に梱包することが不可能です。また、飛脚メール便には電磁記憶媒体も入れられないので注意が必要です。

次に、配送方法やその他配送に関する事柄について表でまとめておきましたのでご覧ください。

事例
日本郵便
ヤマト運輸
佐川急便
西濃運輸
事業形態・契約 法人・個人可 法人・個人可 法人のみ 法人のみ
配達方法 ポスト投函 ポスト投函 ポスト投函 ポスト投函
受領印
配達日時指定 不可 不可 不可 不可
土・日・祝の配達 日・祝不可 日・祝不可(オプションで可能) 可能 可能(飛脚ゆうメール便は不可能) 不可
送り状 自社での作成・郵便局窓口での作成が可能 クラウドサービスで作成・手書きの両方が可能 自社での作成・佐川急便の代行の両方が可能 西濃運輸が代行
追跡番号 無無
支払い 現金・別納・切手・後納 現金・後納 後納 後納
配達速度 1週間程度 400km圏内で3日・400km以上で4日程度 飛脚メール便で3~5日・飛脚ゆうメール便で1週間程度 2~3週間程度(加工含む)

規格や料金に加えて、配達速度や、宛名処理、土日祝日の配送、追跡番号なども考慮すると、やはり、クロネコDM便が最も便利で、安くDMを発送しやすいということがわかります。

ただし、規格が200g~1kgのA4サイズのDMの場合においてのみ最安値なので、その点には注意が必要です。

もし、法人登録している企業の200g以下でA4サイズのDMであれば、飛脚ゆうメール便をおすすめします。

また、ハガキDMを出す場合は日本郵便を利用すると良いでしょう。

そして、DM作成以外の配送にかかわるすべての業務を代行してもらいたい場合は西濃運輸を利用しましょう。ただし、法人登録が必要なのでここにも注意が必要です。

おわりに

以上、主要な配送業者4社の特徴とメリット・デメリットの比較検証について解説してきました。

A4サイズであれば基本的にはクロネコDM便を利用し、場合によっては飛脚ゆうメール便、日本郵便の定形外郵便を利用するのがおすすめです。また、ハガキの取り扱いは日本郵便のみですので、ハガキDMを利用するのであれば、日本郵便一択となります。

西濃運輸のPostalメール便は、加工や管理、配送依頼代行のサービスなので、配送をするためのサービスとしては考えないほうが良いと言えるでしょう。

この記事をお読みになったあなたが、DM配送時に自社に合ったベストな業者選択ができることを願っています。

 

タグ : 発送
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DM Watch 編集部

DM Watch 編集部

ディーエムソリューションズ㈱のダイレクトメール・物流のエキスパートメンバーで結成。法人取引9,000社以上の実績にもとづいた、DMの反響アップ、コスト削減、業務改善などに役立つ情報を続々発信していきます。