段ボールの種類・規格・強度から見る!段ボールの選び方のポイント

2019.02.28発送代行記事一覧
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通販などの物流に欠かせないものが、商品を入れる「ダンボール」です。
現在ダンボールには膨大な種類があり、適切なダンボールを選ぶことが商品の安全な配送に繋がります。

また、2018年の11月からは大王製紙とレンゴーがダンボール原紙の値上げをし、ダンボール自体の値段が上がっています。そういった背景もあるため、適切なダンボールを選びコストを削減することはとても重要です。

今回はそんなダンボールについてご紹介していきたいと思います。

宅配業者ごとのダンボールの規格

ダンボール選びで重要なポイントの一つが、その形や大きさです。

特に大きさは運賃に影響するため重要です。宅配業者は主に以下のようなサイズ規定を設けています。

ヤマト運輸のダンボールの規格

サイズ
荷物の大きさ
重さ
60サイズ 60cm以内 2kgまで
80サイズ 80cm以内 5kgまで
100サイズ 100cm以内 10kgまで
120サイズ 120cm以内 15kgまで
140サイズ 140cm以内 20kgまで
160サイズ 160cm以内 25kgまで

佐川急便のダンボールの規格

サイズ
3辺計
重さ
60サイズ 60cmまで 2kgまで
80サイズ 80cmまで 5kgまで
100サイズ 100cmまで 10kgまで
140サイズ 140cmまで 20kgまで
160サイズ 160cmまで 30kgまで

ゆうパックのダンボールの規格

サイズ
荷物の大きさ
60サイズ 60cm以下
80サイズ 80cm以下
100サイズ 100cm以下
120サイズ 120cm以下
140サイズ 140cm以下
160サイズ 160cm以下
170サイズ 170cm以下

それぞれ、箱の3辺の長さの合計をサイズの基準としています。また、ゆうパック以外はそれぞれのサイズに重量制限も設けています。

これらのサイズと同様に、ダンボールも規格があります。それぞれ見ていきましょう。

サイズごとのダンボールの規格

サイズごとのダンボールの規格

60サイズ

箱の3辺の合計が60㎝までの箱サイズです。重さは2㎏までが目安です。一般的に宅配便で送ることが出来る一番小さいサイズです。重さは2㎏までが目安です。

B5用紙がぴったり入るサイズや、A4用紙がぴったり入るサイズ、CDが縦にぴったり入るサイズなど、さまざまな形があります。一般的な750mlのワインボトルが2本入るサイズの規格などもあります。

80サイズ

箱の3辺の合計が80㎝までの箱サイズです。重さは5㎏までが目安です。こちらもB5用紙がぴったり入るサイズ、A4用紙がぴったり入るサイズなどがあります。さらに底面が大きい、B4用紙がぴったり入るサイズのダンボールなどもあります。

また、一般の5㎏のお米がぴったり入るサイズの箱などもあり便利です。

100サイズ

箱の3辺の合計が100㎝までの箱サイズです。重さは10㎏までが目安です。こちらもB5、A4、B4用紙が入るサイズはもちろん、A3用紙がぴったり入るサイズのダンボールもあります。

また、市販の2Lペットボトルを縦に6本入るサイズの箱などもあります。

120サイズ

箱の3辺の合計が120㎝までの箱サイズです。重さは15㎏までが目安です。こちらもB5、A4、B4、A3用紙が入るサイズはもちろん、B3用紙がぴったり入るサイズのダンボールもあります。

また、市販のYシャツなどを2つ並べて入れることが出来るサイズや、着物を入れることが出来るサイズのダンボールもあります。

この大きさのダンボールになると、書類をいっぱい詰めると重くて運べなくなってしまうため衣類等を入れるのに適しています。

140サイズ

箱の3辺の合計が140㎝までの箱サイズです。重さは20㎏までが目安です。こちらもB3用紙までがぴったり入るサイズのダンボールがあります。

Yシャツなどが2つ並べて入れることが出来、高さも30㎝以上取れるため、たっぷり収納することが出来ます。衣類を運んだり、引っ越しの荷物を入れるのに便利なサイズです。

160サイズ

箱の3辺の合計が160㎝までの箱サイズです。重さは25~30㎏までが目安です。一般的に宅配便で送ることが出来る一番大きいサイズです。

Yシャツを並べて3つほどまで入れることが出来るサイズもあります。このサイズになると、重いものを入れすぎると箱の底が抜けてしまう心配があるため、コートなどの厚手の衣類などの軽いものを入れるのに適しています。

また、ダンボールには大きさのサイズ以外にも、箱の形によっても区別されています。一部をご紹介します。

箱の形ごとのダンボールの規格

A式ダンボール

A式ダンボール

いわゆるみかん箱ダンボールと呼ばれる、一番一般的な形式のダンボールです。フラップというフタが4辺から伸びていて、長辺から伸びているフラップ同士をテープなどで貼り合わせて固定します。一番一般的なタイプのダンボールのため、コストは低いです。

しかし、組み立てにはテープなどが必要な場合が多いです。

B式ダンボール

B式ダンボール

フタや底面が差し込み式になっているダンボールをB式とよびます。キャラメルタイプと呼ばれる縦長のタイプが一般的で、その名のとおりキャラメルの箱のような形をしています。大きいものはソフトウェアパッケージの箱などにもよく使われます。

また、底組タイプ・ワンタッチタイプとよばれる形のものもあります。底組タイプはアメリカンロックタイプともよばれます。簡単に組み立てることが出来、ケーキなどの入れ物によく使われます。

B式ダンボールの多くは、テープなどを用いずに組み立てることが出来るのがメリットです。

タトウ式ダンボール

タトウ式ダンボール

タトウ式ダンボールは、薄く平らなものを梱包する場合によく使われるダンボールです。風呂敷のように、各フラップを持ち上げるようにして組み上げます。

ポスター式ダンボール

ポスター式ダンボール

ポスターなど折り目を付けたくないものを丸めて入れることが出来るダンボールです。形状は一般的な四角形タイプのほかに、横からの衝撃に強い三角形タイプなどがあります。

フルートにも注意して商品にあった強度を!

ダンボールを選ぶうえで、注意したいのが「フルート」です。フルートとは、ダンボール内の波々の部分をいいます。

このフルートの厚さや単位当たりの波の多さによって、Aフルート、Bフルートなどの種類があります。

Aフルート

Aフルート

Aフルートは5mmの厚さがあり、段ボール中芯の段目の山の数が30cmあたり34個±2とJIS規格で定められている、一番一般的な厚さのダンボールです。強度のあるため、さまざまな場所で使われています。引っ越しのダンボールや、青果・野菜などの運搬でも使われています。

Bフルート

Bフルート

Bフルートは約3mmの厚みがあり、段ボール中芯の段目の山の数が30cmあたり50個±2のダンボールです。Aフルートより薄いため、仕切りや内装箱などに良く使われます。

Cフルート

Cフルート

Cフルートは約4mmの厚みがあり、段ボール中芯の段目の山の数が30cmあたり40個±2のダンボールです。Aフルートより1㎜薄いですが、その分段が密になっているため、強度はほとんど変わりません。Aフルートより薄く場所を取らないうえに強度も変わらないため、現在このCフルートがAフルートに代わり、世界標準になりつつあります。

Eフルート

Eフルート

Eフルートは約1.5mmの厚みがあり、段ボール中芯の段目の山の数が30cmあたり93個±2のダンボールです。非常に薄く、主に内装箱で使われます。メール便のダンボールにも使われます。

ダンボールを選ぶ際のポイント

ダンボールには、さまざまなサイズや形、フルートのダンボールがあります。入れる商品によって、適切なダンボールを選ぶようにしましょう。

大きくて重いもの

大きく重いものは、強度のあるフルートのダンボールを使いましょう。また、底の強度もある程度必要なため、A式のダンボールなどが適しています。また、重くなりすぎないように手で持てるサイズに収めておくことが重要です。

小さくて軽いもの

小さくて軽いものは薄いフルートのダンボールを選ぶことで、資材の保管スペースを小さくすることが出来ます。また、B式のダンボールを使うことで組み立ての簡易化をすることが出来ます。

薄いもの

薄いものは、タトウ式やポスター式のダンボールを使うと良いでしょう。また、絵画のような衝撃に弱いものは厚いフルートのダンボールを使うことが重要です。

おわりに

ここで紹介したもの以外にも、ダンボールにはさまざまな種類があります。ダンボール選びは、配送の質に大きく影響します。また、ダンボール自体の値段や汎用性、組み立てなどのオペレーションによっても適切な種類を選ぶことがコスト削減にとって重要です。

商品の種類やオペレーションをしっかり考えて、ダンボールを選びましょう。

タグ : コスト削減
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DM Watch 編集部

DM Watch 編集部

ディーエムソリューションズ㈱のダイレクトメール・物流のエキスパートメンバーで結成。法人取引9,000社以上の実績にもとづいた、DMの反響アップ、コスト削減、業務改善などに役立つ情報を続々発信していきます。