紙質で選ぶ!ダイレクトメールの印刷用紙の選ぶコツとは?

2018.05.01発送代行記事一覧
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いざダイレクトメール(以下:DM)を制作しようとしても、「どんな用紙が良いのだろうか」「もっときれいに印刷できる用紙はないのだろうか」と悩んでいませんか?

今回の記事では、そんな悩みを抱えた方向けに、

  • なぜ紙質にこだわるべきなのか
  • 紙質に関する基本情報
  • 選び方のコツ

に関して解説していきます。

紙質にこだわらなければ、あなたのDMはゴミ箱行きの可能性が高い!?

DMの紙質にこだわらなければ、DM自体を見てもらえない可能性が高くなります。これは手触りや、見た目という第一印象で「読みたい」「読みたくない」「読まなければならない」「読まなくてもよい」をそれぞれ判断するためです。

また、一度読み始めたDMを「読み続けるかどうか」「捨てるか取っておくか」も同時に判断しています。読んでいる途中に、質感のせいで読みにくいと感じるようなことがあれば、その時点でお客様は読むのをやめ、ゴミ箱にDMを捨ててしまうでしょう。

そのため、DMに利用する紙質はとても大切な要素と言えます。

紙質はポスト内競争力を高めることにつながる

紙質にこだわると、ポスト内競争力を高めることができます。ポスト内競争力とは、文字通り、ポストの中での手紙の優劣です。

Eメールのように毎日10件以上メッセージが届くといったことがないので、その時点でEメールよりも効果が大きくなりやすいのですが、その反面、クオリティの低いDMは即ゴミ箱行きで、送り主にしたら、無駄なコストにしかなりません。

そのため、紙質によって手触りや美しさ、読みやすさを追求し、まずは「読んでもらう」というポイントを重視することが肝心です。

こういったことから、紙質はDMの効果を発揮させるためにとても重要な要素であると言えます。

それでは次に、DMの紙質に関する基本的な情報を解説していきます。

紙質に関する基本情報

DMや名刺、ポスターなどありとあらゆる印刷物が存在し、それぞれに対し利用しやすい用紙があります。

その中でも、特に多く利用される用紙に関して解説していきます。

用紙の厚さについて

用紙の厚さの目安や計測の仕方はあまり一般的に知られていないのですが、この計測方法を知らずに印刷業者に問い合わせると、例えば「コートの135kgでいいですか?」など専門的な答えが返ってきます。

こんな答えが返ってきても「コートってなに?」「135kgって重さ?いや、重くない?なにそれ?」と思ってしまいますよね。

簡単に説明すると、コートとは用紙の種類のことです。これについては後述するので置いておきますが、ここで重要なのは「135kg」という部分です。

実はこの数字が紙の厚さを表す単位になります。

これは、用紙の原紙788mm×1091mm(このサイズを四六判と言います)を1000枚重ねたときの重量(これを連量と言います)です。一枚約80cm×110cmですから、大き目のポスターを想像すればわかりやすいでしょう。

つまり、「コート135kg」とは、「コート紙の四六判を1000枚重ねると135kgになる厚さを持つ用紙だよ」ということです。

DMに使われる用紙の厚さはたいてい、55kg~220kgの間です。特に、90kg~135kgがよく利用されます。薄い用紙は新聞の折り込みチラシなどに利用され、厚い用紙はショップカードのようなものに利用されやすいです。

また、薄いものの注意点は、「安っぽい。」「裏写りする可能性がある。」、厚いものの注意点は「分厚くかさばる。」「重い。」という点です。

では、次によく利用される紙質について説明します。

紙質について

厚さについては理解されたと思いますが、もう1つ大切なのは、用紙の手触りや反射、色写りに関係のある質感です。

絶対に知っておくべき3つの紙質をピックアップし、表にしておきましたのでまずはこちらをご覧ください。

用紙の名称 いい例 手触り 筆記性 相性の良い印刷物
コート ツルツル 高い 低い 写真を利用した広告
マット 中間 普通 低い 文字の多い広告
上質紙 ザラザラ 低い 高い アンケートなど

 

用紙の基本はこの3つで、これらに厚さを加えることで様々な用途に利用できるようになります。

例えば新聞に入っているスーパーの折り込みチラシは、写真がたくさん入るのでコート紙、また、薄くする必要があるので55kg~70kg程度が推奨されています。高級感のあるDMにしたい場合はコート紙でも110kg~135kgの少し厚い紙質を利用すると良いでしょう。ハガキDMなどの場合は180kg以上の厚い紙質にするのをおすすめします。

マットタイプは、反射が少なく落ち着いた印象を与えるので街頭のポスターや文字量の多いDMによく利用されます。

上質紙(普通紙)は写真などの印刷には向きませんが、お客様が文字を書き込みやすいのでアンケート用紙などによく利用されます。

紙質の基本的な情報は理解されたと思いますので、次に「用紙選びのコツ」について解説します。

用紙は「DMの目的」「商品の特徴」で選ぶ

端的に言えば、用紙を選ぶコツは「DMを出す目的」と「商品の特徴」という2つのポイントに則して選択をすることです。

DMを出す目的は企業や店舗によって様々ですが、共通するのは「お客様になにかしらの行動をしてほしい」という点です。

それが「申し込み用紙への記入」なのか「電話」なのか、「来店」なのか、「認知」なのか、こういった目的達成のためにはどのような紙質が適しているのかを考えましょう。

例えば招待状のように持ち歩いてほしいのであれば、厚みを持たせたマット紙が良いでしょう。しかし、申し込み用紙であれば上質紙が無難だと言えます。

次に、紹介する商品やサービスの特徴に合う紙質を考えましょう。

例えばアパレル関係で「新作の服の写真」を載せるのであれば、コート紙で厚みを持たせて高級感を出すのが良いでしょう。

逆に文字で商品の説明をするのであればマット紙を選択すべきということです。

用途別!用紙の選択基準

それでは最後に用途別に用紙を選択する際の、「連量から見た基準」「質感から見た基準」をそれぞれ表にしておきますのでご覧ください。

適量から見た基準

50kg~75kg ・新聞の折込チラシ
90kg ・チラシリーフレット
・安売りチラシ
・発送重量が気になるチラシ
110kg ・チラシリーフレット
・折りパンフレット
・クーポンなどのチケットDM(ミシン目を入れるのに最適)
135kg ・厚めの折りパンフレット
・ポスター
・ハガキ
・チケット型
180kg~220kg ・カード型
・ハガキ
・招待状
・写真・イラスト系DM

質感から見た基準

コート紙 ・写真・イラストメインのハガキ・カード(180kg~220kg)
・写真・イラストメインの折りパンフレット(135kg)
・写真やイラストメインのポスターやフライヤー(110kg)
・写真・イラストメインの大量送付用チラシリーフレット(90kg)
・写真・イラストメインの折り込みチラシ(55kg~75kg)
マット紙 ・高級感のある招待状(180kg~220kg)
・カタログやポスター(180kg~220kg)
・書籍の本文(90kg~110kg)
・高級感のある小さい封筒(135kg)
・文字メインのハガキDM(180kg~220kg)
・文字メインの折りパンフレット(135kg)
・文字メインのリーフレット(110kg)
・文字メインのチラシ(90kg以下)
上質紙 ・アンケート用紙(70kg~90kg)
・申し込み用紙(110kg~135kg)
・手書きDM(110kg~220kg)

上記表のように、DMの用途から考えると用紙選びがぐっと楽になります。

その他の用紙について

今回の記事では、3つの基本的な用紙の種類を紹介しましたが、まだまだたくさんの種類の用紙があります。

例えば、画用紙のような紙質の「ケント紙」は高級感がありながらも、文字の記入ができる用紙です。また、かなりざらついた質感の「ヴァンヌーボ紙」は高級感のある招待状などに向いています。

そして、水や油、薬品などにとても強い耐性を持っている頑丈な「ユポ紙」、紙袋や段ボールに使われる「クラフト紙」などもあります。

こういった質感の異なる紙が数えきれないほどあり、手触りが普通の手紙と異なるDMを作り出すことが簡単にできるので、特別な紙質を利用する事もおすすめです。

おわりに

以上、DMの紙質を選ぶ際の基本情報とコツについて解説してきました。

まずはDMを出す目的や商品・サービスの特徴を考え、最も効果的な成果を上げるであろう用紙を選択することが大切です。

そして、目的や商品の特徴から、写真やイラストがメインなのか、文字がメインなのかといった点を考えることで、用紙選びがとても楽になります。

印刷会社によっては用紙のカタログを持っている企業もありますので、一度問い合わせてみるのもおすすめです。

この記事によって、あなたがより効果的なDMを制作できるよう願っています。

また、用紙のサイズに関する記事も併せてお読みになるとより効果的です。

 

タグ : 印刷
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DM Watch 編集部

DM Watch 編集部

ディーエムソリューションズ㈱のダイレクトメール・物流のエキスパートメンバーで結成。法人取引9,000社以上の実績にもとづいた、DMの反響アップ、コスト削減、業務改善などに役立つ情報を続々発信していきます。